« 2011 イタリア秋旅(9) ヴェローナ | トップページ | 秋日和 »

2011年11月15日 (火)

2011 イタリア秋旅(10) イタリア鉄道

Pa150474                      イタリア鉄道 自慢の高速列車AV(アルタ・ヴェロチタ)

Pa150475

ミラノからモンテプルチャーノへ移動する日、

3本の列車を乗り継いだ。 >駅>>駅>




高速列車AV(アルタ・ヴェロチタ)

別名 フレッチャ・ロッサ(赤い矢)と呼ばれるイタリア版新幹線AV に乗って
ミラノを出発した

赤い矢」は乗降口ステップも低く
1等車では 飲み物やスナックのサービスもあり快適々々

サービスをする乗務員は とてもフレンドリー(?)で
日本の新幹線乗務員を連想したら大マチガイ

赤い矢」が疾走するようになって
以前は2時間かかったミラノ→ボローニャ間 は1時間に短縮された。

ボローニャ→フィレンツェ間 はアペニン山脈越えの難所で
97㎞区間を1時間かかっていたのが

いまでは 40分弱に短縮。
でも ほとんどトンネルの中だった。

ほんの2年前くらいまで
3時間以上かかっていたミラノ→フィレンツェの移動が
いまは1時間45分でできてしまう

今日の最終目的地は モンテプルチャーノだけれど
赤い矢」はモンテプルチアーノの玄関口・キウィージには止まらないので

フィレンツェで乗り換える。

おまけに、「赤い矢」が到着したのは「フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェラ」駅。
キウィージに止まる列車が発車するのは「フィレンツェ・リフレディ」駅。

この2つの駅は 「東京」と「品川」のような位置関係 と思えばOK。




レジョナーレ(R)

フィレンツェ SMN →フィレンツェRIFR は
「赤い矢」とは対照的な レジョナーレ(R)というローカルな列車で 一駅

けっこう頻繁に発車しているので
そんなに混まないだろう と適当な時間の列車に

高いステップの乗降口から乗り込むと・・・

Pa150478

地域住民の足なのか
生活臭あふれる車内は結構混んでいた。

降り口に近いボックスシートに座り
先客の地元っぽいおじさんに

「フィレンツェRIFRに行きますよね」と話しかけたところ

おじさんは、「行くよ」という返事から始まって
所要時間とか窓から見える眺めについて話し始めた。 

発車時間が迫ったころ

突然 切符を取りだすと慌ててホームに降りていった
あ~~、切符の刻印を忘れたな・・・
空っぽになったTraねこの前の席には
おじさんの荷物がそのまま置きっぱなし・・・

間に合うか、おじさん!!

周りの少年たちは刻印機のある場所を窓から指示している。

なんなのだ!この一体感は!!

みんなが応援する中、おじさんは無事刻印を済ませ戻ってきた
息を「ハーハー」させながら

列車は 間もなく発車した

Traねこの下車駅が近づき 次の停車駅を告げる車内放送が流れると

おじさんは 我がことのように「OK!」と嬉しそうにうなずき、
Traねこたちは 近くの降り口に向かおうとした・・・すると

おじさんはTraねこのキャリーを持ってドア近くまで運んでくれた。

  さすが イタリア男だね~
  周りも なんともホノボノとした 平和な空気に包まれていた・・・・

お礼を言っておじさんにはお引き取りいただき
降りる気満々で列車が止まるのを待っていたら・・・

列車がホームに差し掛からんとするころ
近くにいたおばさんがドアを指して何か言っている・・・

 「ん?なに?」

おばさん 「このドア、開かないよ!」

えっ  よく見るとドアにはチェーンみたいなものが掛かっている!

周囲の人は 「あっち、あっち」 と一車両向こうの降り口を指している!

え~~

しかし 走るしかない!(←しかも キャリーを引っぱりながら・・・)

ここで空気は一変した
 
  はたして この駅の停車時間は何分あるのだろうか・・・・

ここでも 一体感充満の車内の協力はすごかった

疾走するTraねこの前方の通路に置かれたじゃまな荷物は
動くに従って サーッと  どけられ
なんの障害物もなく一車両走り抜けられた

開かないドアまで Traねこのキャリーを運んでくれたおじさんの前を走り抜け・・・

無事 ホームに降り立った時
一緒に走ったイタリア人がつぶやいた・・・

「マンマ ミーア!(←あ、ホントに使ってる!こんな風に使うんだ

走り去る列車の窓越しに
手を合わせて謝る仕草をしているおじさんの姿が見えた    

   おじさん、案外 列車に慣れていなかったのね  (TωT)ノ~~~ バイバイ

Pa150480





インテル・シティ(IC)

レジョナーレ(R)

じゅうぶんイタリア鉄道らしさを味わったTraねこたちだったが
お楽しみはまだまだ続く・・・

フィレンツェRIFR → キウィージ は
インテル・シティ(IC) という都市間を結ぶ急行列車

イタリア鉄道は列車指定の乗車券を購入するとき 同時に座席も指定する。

だから、自分の席がある8号車に行きたいのだが・・・

ない

フィレンツェRIFRのホームの 適当な位置で
高いステップから 「よいしょ!」と乗り込んだTraねこは

5・6・7号車を通り抜け 「さぁ 次だ!」 と思ったら・・・

次の車両は9号車 だった

「えっ?ない車両のチケットを売ったの?」

でも 進むしか道はないので 9号車のTraねこの座席番号に行き
チケットを見せると 先客は「ここは9号車で、ホラ、私達のチケットはこれよ」と言う。

「そうよね、たしかに・・・でも5→6→7号車と歩いてきたんだけれど
  7のつぎが9だったのよ 」

4人の若者グループ「 え~~ おかしいわね
             でもここは6人用のBOXシートだからここに座ったら?」

「ありがとう! ホントに同席させてもらってもいい?」

若者グループ 「どうぞ、どうぞ!」

乗車時間は短いし、これ以上車内をキョロキョロ歩くのもイヤだし、
検札が来たら「8号車はどこ?」 と聞けばいいから

Traねこは ここに居座ろうと決めた。(←本来 ってそんなもん)

すると・・・連れが「先の車両を確かめてくる」と言う。

  え~~?わざわざ遠くまで行くの?  ま、どうぞご勝手に

若者たちと イタリア鉄道の分からなさを肴に盛り上がって いると・・・
連れが戻ってきて「この先が8号車だった」と嬉しそうに言うではないか

それが分かってしまったら ここには居にくいじゃない

若者たちにお礼を言って 9号車の先の8号車に行くと・・・
9号車より混んでいてガヤガヤしている(←9号車に居ればよかった

イタリア語・フランス語が渦巻く車内で 本来の指定席に座り、 
列車は定刻にキウィージに着いた。

この日は 3本の列車に乗ったけれど
どれもタイクツしている暇のない、 期待に応えてくれるタノシイ 列車だった。




イタリア鉄道には 1・2・3・・・・・7・
・8号車の編成列車があります。
  乗車時にはお気を付けください

« 2011 イタリア秋旅(9) ヴェローナ | トップページ | 秋日和 »

イタリア」カテゴリの記事

コメント

イタリア・・鉄道・・とくれば思い出すのは、映画「ひまわり」
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの涙の別れ。
何度見ても(10回以上見たかな・・)涙、涙が止まらなかった。

時代は変わって、
Traさんの、イタリア・・鉄道・・は、喜劇の連続ね。
ま、その時はかなり焦っていたと思うけど、文章を読んでいる私としては、
ミュージカルの1シーンを見ているような感じで、大口を開けて笑ってしまった。

生きたイタリア会話あり、
数字は順番を示すものではなくただの記号であることを教えてくれたり、
(イタリア人的)小さな親切を知り、
トテモタメニナリマシタ

数十年前にイタリア鉄道に乗ったとき、満員の車内で人混みをかき分けながら
かなり太いシニョーラが「ちょっと通して!!」と言いながら突進してきた。
その手には女性だけが手にするもので、日本製の5倍くらいのものが握られていた。

>ボチェッリファンさん
>数字は順番を示すものではなくただの記号であること・・・
そう、そうなのよ!それに気づいたボチェッリファンさんはスゴイ!

列車の座席番号の付け方を見ても分かるように
あの国では、数字は必ずしも順番に並んではいないのよね。
「数字やアルファベットは順番に並んでいる」と思いこむ日本的感覚を
いちど取っ払わないとあの国は楽しめませんね。

>かなり太いシニョーラが「ちょっと通して!!」と言いながら突進してきた。
>その手には女性だけが手にするもので、日本製の5倍くらいのものが握られていた。
これこそ喜劇のワンシーンみたいですね

笑い話にできるハプニングが多いほど 旅は印象的ですね
その点、6月の旅も印象的でした

>笑い話にできるハプニングが多いほど 旅は印象的ですね

ほんとに、そうですね。
そしてそれに必要な要素が、旅の連れと同じ感性であることかな。

このハプニングが面白いと思っても、連れが「なんじゃい、番号通りじゃないやんけ!!」と怒ったり、「「嘘ば教えて、どないするねん!!」とキレタラ、楽しくなくなっちゃうもんね。
・・・方言の使い方についてはご容赦を・・・

6月の旅で毎日笑い転げていられたのも、同じ感性を持つ仲間のお陰です・・感謝!感謝!

ところで、イタリアの切符ってホームで刻印しないといけないの?
刻印し忘れたらどうなるの?等々、ギモンがいっぱいですが、それの答えは今度会った時に・・・

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2011 イタリア秋旅(10) イタリア鉄道:

« 2011 イタリア秋旅(9) ヴェローナ | トップページ | 秋日和 »

最近のトラックバック

2020年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ