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2012年3月12日 (月)

トスカーナの記憶 (3) 今日も元気かな?

久しぶりの ネタ です

おまけに 長いです

Pa191192                                          の名前は・・・・・シラナイ

この写真、横顔でちょっと分かりにくいけれど

この男が しゃべり続ける さまを想像してみてください




ピウⅡの理想郷・ピエンツァから
モンテプルチャーノへの帰路のこと。

一日に2~3本しかない直通バスを逃さないように
早めにバス停に行って待っていた。

定刻までには まだ15分以上あったので

すぐ近くの幼稚園のお帰り風景を眺めながら
気を抜いてボケ~~っとしていたTraねこの前に

とつぜん 予定外のバスが現れた  

嬉しかった けれど

このような場合、ウッカリとび乗っては イケナイ



例え、行き先が正しくても どこを経由していくか ワカラナイ

ドライバーに まずは「モンテプルチャーノにまっすぐ行く?」 と乗る前に尋ね

乗ってからもう一度

「モンテプルチャーノのバスセンターに行きたいの」 とダメ押しをする。

このドライバーは

ピエンツァで Traねことすれ違いに降りて行った乗客に
懇切丁寧に旧市街への入口を教えていたから

きっと面倒見はいいのだろう と思っていたら・・・


予想的中



ピエンツァ ⇒ モンテプルチャーノ は  約20分。



地元民がときどき乗り降りする以外
乗り続ける乗客は Traねこたちだけだった.。

バスの中ほどの席に オトナシク座っていたTraねこを ミラーの中に捉えて

ドライバーが 「モンテプルチャーノのホテルはどこ?」と尋ねてきた。




お役立ち情報は聞き逃すまい

運転席わきのシートに移って
「ドゥオモのすぐ近く」 と答えるTraねこ相手に
彼はしゃべり続けた。

運転手 「ホテルがドゥオモ近くなら、バスセンターまで行かずに
      手前の○○というバス停が近いよ。

      降りたら、ちょっと坂道を登ればすぐドゥオモだ!」

「そうね、そのバス停は知っているけれど
  スーパーマーケットに行きたいからバスセンターまで行きたいの」

運「あ~~、それならバスセンターだ!
  (時刻を確認して)うん、まだ開いているな」

運「日本人かい? おれはシエナ人だ!
  シエナには行ったかい?」

「明日行くの」

運「それはいい!シエナはいいところだよ。
  モンテプルチャーノに帰る最終バスは5:30PM だよ。

  いいか? 5:30だからね、わかった?

「OK  5:30ね、了解! 」

その後も 

バスをすっ飛ばし ながら
歌を口ずさんだり  
なにか(ゴメン!よくわからなかった・・・)説明したり しながら

バスはモンテプルチャーノのバスセンターに到着した。

降りようとするTraねこたちに
ドライバーが スーパーの方向を指さしたのはモチロンであった

 

        *****************

次の日 

学生たちに混ざって シエナ行きのバスに乗ろうとして

運転席を見上げたら・・・昨日の彼が座っていた

目が合うと手を挙げて 「 Ciao!

モンテプルチャーノ ⇒ シエナ は   約1時間半。

昨日のバスとは違って
今日のバスは 学生と地元住民で 適度な混雑度

ドライバーは 大人の乗客とも 学生たちとも

親しげに雑談を交わし
降りていく乗客に手を振って 見送っている。



やがて・・・

バスの中が 学生たちとTraねこたちだけになると

バスは “学バス” と化した

ドライバーは

後部座席に陣取った子と
なにやら大声で言葉を交わしながら

運転席の近くに移ってきた子とは
なにやら親しげに話していたかと思ったら

さっきから車内をうろついている子に
なにやら指図したり

降りて行く子の肩を叩いて
なにやら励ましたり・・・

イタリア語なので 何を言っているのか分からないけれど

その様子は

まるで だれかの “オヤジ” みたい



やがて・・・

学生たちがみんな降りてしまうと

次は 当然のようにTraねこたちに話しかける

運「シエナに行くんだね、いい町だよ。

  帰りの最終バスは 覚えているね?
      

あ~~ 出た

じつは・・・

きのうモンテプルチャーノへの最終バスの時刻を聞いた時
Traねこたちは シエナからモンテプルチャーノには戻らないから

必要ないんだなぁ・・・と思いつつ言わずにいたけれど
今日は言わなくてはならないな・・・

「あのね、私達はシエナに3泊するの。
     それからフィレンツェに行くから
     モンテプルチャーノ へのバスには乗らないの」

運「おーーー!!
     シエナに泊まるのか!それはいい

あら~、そんなに喜んでくれるなんて



いくつかの町や丘を越えて シエナに近づくと 昨日と同じ質問が出た。

運「ホテルはどの辺だい?」

「グラムシ広場の近く」

運「OK!・・・(なにやら考えている)」



じつは 

シエナには「シエナ○○」「シエナ△△」のような名前のバス停がたくさんあって
Traねこは どこで降りるのが都合がよいかちょっと迷っていた。

運「・・・ じゃあ、終点の駅まで行って
  バスを乗り換えるのが一番いいよ」

「駅からは ミニバス?大きいバス?」

運「普通のバス さ」

       ・
   ・
   ・
   ・

終点の駅に着いた時

彼は「いいかい?
   あのショッピングセンターの地下に降りて・・・・・」 と

運転席から外を見て 指さしながら
サイコーに親切な説明をしてくれて

バスからキャリーを下ろすのも 手伝ってくれて

小さく手を振って運転席に戻っていった。




            *****************



日本でだったら

あの騒然とした「1時間半 」は

チョット &   かもしれないけれど

文化の違いというか・・・あそこは イタリアの田舎、トスカーナ

しゃべりすぎのドライバーも

自由すぎる学生たちも

ぜんぶ車窓の風景に溶けこんでしまう 摩訶不思議







この冬は あの辺りも が多く

2月の寒波の頃の積雪は ハンパじゃなかったようだけれど

町をつなぐ は運行していたのかなぁ・・・

Pa191200



もうすぐ 春 だね
彼の も また にぎやかに快走することだろう

田舎のバスは 
分からないこともいっぱいあって

チョット不安だけれど
これだからやめられないね

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イタリア」カテゴリの記事

コメント

>チョット不安だけれど
>これだからやめられないね

そう!
初めて行く場所だから、着くまで不安でいっぱいよね・・・
日本ではなかなか経験できないこの気持ち
もちろんツアーに参加してたらないわね

美しい景色や建物などは、ツアーでも個人旅行でも同じような感動を得られると思うけど、
決定的に違うのは現地の人との出会いね。

きっと彼の家でも、日本から来たセニョリータ(たぶんそう思っていると思うわ)
の話題が食卓に上っていると思うよ。

何て話しているかは・・・

> ボチェッリファンさん


>日本から来たセニョリータ(たぶんそう思っていると思うわ)

いくら日本人が若見えで年齢不詳とは言え・・・
それはちとムリというものでしょう

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